技術と技能の継承
施工力
当社は、日本最初の超高層霞が関ビル新築塗装工事を施工以来、今日まで数多くの超高層オフィスビル・マンションの塗装工事等に携わってまいりました。
特に塗装工場での塗装と現場での塗装を組み合わせ、高い品質と生産性、施工力を保持しております。現場塗装におきましては如何なる大型プロジェクトでありましても、現場に即応した動員力をもって誠心誠意ご用命にお応えしております。
また、エネルギープラント事業においては、全国に拠点となる営業所・出張所(新潟・上越・福島・青森・苫小牧)を有しており、多数の協力会社と連携し、お客さまのニーズに合った機動力を最大限に展開しております。
技術力
初代の中村八十吉は誠実な塗装仕事で評価され、明治時代の西洋建築や日本の伝統文化財の塗装を手がけました。彼の技術力と信頼は中村塗装店に受け継がれ、現在は超高層ビルやマンションの修繕工事、テーマパークの改修など幅広い分野で活かされています。
同様に、蒸気機関車塗装から端を発した塗装技術は機械塗装やプラント塗装へ発展。機械部品の素材やプラント工場の構造材を考慮した塗装技術の重要性に一早く着目し、重防食技術を長年に渡り蓄積してまいりました。
エネルギープラント部門は、各種鋼構造物(鉄道橋、道路橋、駅舎等)と、エネルギー関連施設(火力・水力・原子力発電所、ガス工場、石油精製工場、石油備蓄等)、プラント設備(化学プラント、製造工場等)など、幅広い分野における重防食塗装に携わり、市民のための交通やライフラインの安全な供給運転を支える一翼を担っております。
自社工場との連携
工場生産事業本部は中村塗装店の技術を支える工場部門です。国内屈指の大型塗装専門工場を自社で保有することで、火力や水力機器、鋼構造物など幅広い対象物の塗装と表面処理において、高い品質と効率性を実現しています。
この自社工場は先進の設備を備え、近年では亜鉛メッキをしのぐ優れた性能を持つ塗装システムの導入も行い、お客さまのニーズに確実に応え、産業界での信頼と評価を高めています。
技術者の育成
塗装への高い志と情熱、お客さまの期待に誠実にお応えする心は、人から人へ、現場から現場へ時代を超えて職人魂として伝わり、中村塗装店の技術力を高める原動力となっています。
東京都塗装高等技術専門校は、東京都塗装工業協同組合が事業として運営する、50年以上の歴史と1,300名を超える卒業生を誇る塗装高等技術の訓練校です。昭和32年に、塗装技能者養成のため東京都塗装技能者共同養成所が設立され、その初代所長に、当社3代目社長中村勝二が就任しました。
技能者の育成を通じ、国宝・重要文化財や新工法での塗装工事にて培われた伝統技術の継承、技術の向上に力を注いでいます。
SDGsへの取組み
弊社の工事を通じ、オフィスビル・商業施設・学校・病院・重要文化財・マンションなどの建築物や、エネルギープラント設備・橋梁・駅舎などの建造物等の美観や耐久性、安全性の向上、維持保全に貢献しております。
地球温暖化防止や環境対応に取り組み、遮熱塗料、防臭、防汚、防カビ、防藻等に効果のある機能性塗料を用いた塗装工事の実績を積み重ねています。
環境・人にやさしく、法令に基づいた材料・工法・仕様の採用に努め、工事による水資源や土壌への汚染がないよう適正な管理を行い、また、産業廃棄物は法令に基づき適正な処分を行っております。